伊那商工会議所さん主催のセミナー 「経営の軸が組織と人を育てる 組織マネジメントと人材育成」にて、 ヒトコトデザインが講師として登壇しました。

このセミナーは、中小企業の経営者・担当者を対象に、 デザイン視点で「人づくり」「組織づくり」を見つめ直す機会として開催されたもので、 この日は、地域の企業で経営や組織づくりに携わる方々や、個人で事業を営む方など20名以上の方が参加されました。
第1部「デザイン経営から考える、これからの組織マネジメント」
セミナーは2部制で、第1部はリクルートや味の素といった国内有数の企業をはじめ、 多くの組織のブランド戦略やUX(ユーザー体験)視点のデザイン支援を行う経験豊富なデザインコンサルタント、株式会社インクワイア 取締役 の山本郁也さんが登壇。 「デザイン経営から考える、これからの組織、マネジメント」というテーマのもと、 都市部の企業の事例や、社会や価値観の変化といった時代の流れも踏まえながら、経営にデザインをどう取り入れるかについて、豊富な実例とともに話されていました。 ストーリーを用いたサービス設計視点や、経営にデザインを取り入れる“意味と価値”など、 デザインの捉え方を大きく広げてくれる、深く引き込まれる時間となりました。


第2部「地方におけるデザイン経営の取り入れ方」
続いて第2部に、株式会社ヒトコトデザイン代表の小澤が登壇。 「地方におけるデザイン経営の取り入れ方」をテーマに、 地域企業で実際に支援してきた事例を交えて話しました。
講義の中では、立ち上げからブランディングで関わらせていただいている箕輪町の複合施設「みのわテラス」の事例も紹介。 来場者数や売上が過去最高を更新するまでのブランディング支援や組織との関わり方を伝えました。また、特別養護老人ホームの運営組合では、チラシ制作依頼をきっかけに、 内面からの組織改革を行い、応募者数の増加につなげている事例も話しました。


講義では、「デザインとは見た目を整えることだけではなく、目的や背景、仕組みを“設計”することから始まるものである」とし、 「デザインは2階建ての構造を持つ」という考え方を紹介しました。土台となるのは、理念や構造、関係性を整える“広義のデザイン”。その上に、ロゴやチラシなどの“狭義のデザイン”がのっているという考え方です。 「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やパーパスを言語化することで、 人材育成や組織マネジメントに大きな変化が生まれる」ことを、 わかりやすく丁寧に伝えました。
会場には、ほどよい緊張感と集中した空気が流れており、 参加者みなさんは真剣な表情で耳を傾けながら、 要点を丁寧にメモし、自社での活かし方を真剣に考えている様子が伝わってきました。 講義後には、熱を持って講師に質問する様子も見られ、 実践意欲の高さを感じるひとときとなりました。
デザインをもっと活用できる地域に
ヒトコトデザインでは、日々のブランディング支援に加えて、 こうしたセミナーや自社企画のイベント等を通じて、 デザインがもっと身近になり、地域の事業に活きる文化を育てていきたいと考えています。
「デザインっておもしろい、もっと活用したい」 そんなふうに感じてもらえる地域を目指して。 これからも、いろんな場所で“デザインのタネ”をまいていきたいと思います。